ファイナルラウンド

Pocket

横浜の翌日はさいたま。V・プレミアリーグ女子・ファイナルラウンド in さいたまスーパーアリーナ観に行ってきました。

3位決定戦

この日を含めて4会場で試合観戦をしたけれど,その全ての会場にいたのが久光と岡山。もともと久光目当てで観戦し始めたので久光戦を多くチョイスするのは当然だけれど,ここまで岡山の試合を観るのも何かの縁かな?岡山のバレーは,初めて観たときから興味深く注目している。久光にとっては今シーズン一度も勝てていない嫌な相手。とりあえず久光寄りで観戦。

この日も,森や野村がパブロワを中心とする久光の攻撃をきっちりマークしたり,セッター岡野からの速いトスを若浦らサイドが粘り強く打ち込んだり。第3セットを奪い,第4セットでリードした時には,このまま岡山の逆転勝ちかと思ったほど。いまいちなジャッジが重なり,真鍋監督が大声をあげ,河本監督が苦笑いをする少し荒れた試合。分岐点になったのは,岡山がオーバータイムスの反則を取られたところかな?

野村キャプテンが執拗に抗議し,セッター岡野も声を出す。いつも冷静(無表情)な岡山が,少し感情的になった瞬間。岡山の応援席から不満の声が場内に響く。その後はリズムに乗れないまま久光に押し切られた印象。これまで観た試合でもジャッジに揉める場面は何度かあったし,同じ審判(線審)の判定がプレー毎にブレたりと,疑問に思う判定は多かったけれど,ファイナルの舞台で水を差された感じになってしまったのは残念。

久光の方はパブロワがキレずに強打を打ち込み,狩野が安定したプレーで支える。そこに先野が絡んできたら強い。大村はあまり目立たなかったけれど,セッター橋本がスパイクを決めだしたら,岡山のブロック陣も対応しきれないかな。岡山は森の攻撃がいつもに比べて封じられていた気がするし,山口もそんなに目立ってなかったようにも思う。

とりあえず久光は苦手岡山から初勝利で3位。企業チームでなく,外国人選手を擁さない岡山が4位となりました。岡山はしばらくVリーグを盛り上げてほしい。来年は,去年のような強い久光と黄金時代到来な感じの東レの決勝を期待してますよ。

決勝戦

好みの選手の多い久光とは別に,チーム自体に期待をしているのが東レ。北京後の全日本は,このチーム中心になると勝手に思い込んでいる。俺の絵里香を筆頭に,木村,そして大山にいて欲しかった決勝。

デンソーは富山の最終戦で観ているけれど,主力温存で実質初観戦。櫻井以外よく知らない。とりあえず何となく名前を聞いたことがある井上・横山・岡野あたりを中心にチェック。と思っていたけれど,井上選手ばかりを写真で撮っていると後になって気付く。いや,去年ブロック賞だか取った選手だと思い出したからで…。

それはそうと,デンソーもいいチームと思った。ロンドン頼みな部分はあるけれど,よくまとまっている。櫻井の笑顔弾けるプレーは観ていて気持ちがいい。レシーブは佐野ちゃんの方が(個人的には)安定していると思うけれど,トスが上げられるうえ,士気を高めたり場を和ませられるエビちゃんの存在は,それなりに捨てがたい気がする。よく知らないチームなので何とも言えないけれど,セミファイナルで東レと接戦を演じた強さの片鱗は感じた気がします。決勝の緊張からか少し固さもあっただろうし,頼みのロンドンがもうひとつだった?

一方の東レ。ベタニアは攻撃はもちろん割と粘り強いディグをするし,レシーブ乱れたり決定力もそこまで高くはないけれど,木村は随所に上手いプレーで魅せるし,そして何と言っても荒キング。今シーズンはまさに王者の風格。日本人選手では別格な域に達しつつある(好きな選手なのでかなり贔屓目ですが…)と思う。この日は,芝田もいい動きしていたし,ベスト6に選ばれた中道は,全日本セッター竹下を超えたか?西脇,冨田と荒木以外のセンター陣も強力で,向井キャプテンが支える今シーズンの東レは強かった。ベタニアの存在は間違いなく大きかったけれど,それを差し引いても黄金時代到来を期待させる強さ。

suisさんのブログに今年の東レについての記事があり,それをざっと読んでいたので,荒木・ベタニア・中道が前衛時のブロック隊形を注目。おー記事のとおり。帰宅して録画してたTV放送も観たけれど,東レは(デンソーが?)ポイントを稼ぐローテと奪われるローテが割とはっきりしていたように思う。難しい分析は他の人に任せる。ベタニア・ロンドンの打ち合いという単調な感じの試合だったけれど,荒木が今シーズンの記録どおり高い決定力とブロックでポイントを稼ぎ出すと,東レに分が。一方のデンソーは終始サイド頼りになってしまったかな?ロンドンのサーブが決まらず,一方ベタニアのサーブが効果的に決まる。木村が足つってベンチへ下がっても,今シーズンは木村が控えの試合も多かったので問題無し。最後はベタニア・荒木のブロックポイントで幕を閉じた。

個人的な理想を言えば,大山がエースとして奮闘し,中道でなく大山妹がセッターとして機能し,3枚での組織的なブロックをできるようになればと思うけれど,来年以降へ楽しみは取っておこう。ただ中道は上手いし,妹は普通のオーバーパスもあまり上手いように見えないからな…。それ以上に大山加奈が心配だが。

MVP荒木を筆頭にベスト6なども東レ陣が多くを占めた。北京,さらにその先の全日本は荒木や木村が支えなきゃいけないし,大山も完全復活できれば必要な選手だと思う。そういう意味で,東レのチーム作りには注目しているのです。

それなりにまだまだ書く予定。また後日。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください