最後の大会に向けて

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母校のバレー部は南信地区予選が12日に迫り、最後の調整段階。のはずなのに、いまいち感が漂う。昨日は練習に、今日は練習試合を少し見に行っての感想。

自分が現役の頃とは環境も色々違うだろうから比べても仕方がないけれど、この時期のチームの盛り上がりといったら異常だった気がする。それは自分らのひとつ上の先輩たちもそうだし、今年卒業していった生徒たちもそうだったように。弱い高校にありがちで、寒い冬場と春先から大会に向けての期間とでは、まるで別のチームになる。今年は3年生が2人、2年生が4人、リベロに1年生。今は2年生一人が怪我をして、1年生が代わりに入っている状況で、そういう雰囲気になるのが難しいのかもしれない。

良いときと悪いときの差が激しいのは、母校の悪い伝統。盛り上がるときとそうでないときの差も、然り。ただ自分たちのときとひとつ違うのは、集中しないプレーをしてる人に対して、チーム内から厳しい声があがるかどうか。部長がキャプテンが、または他の部員が注意し、指摘しあったけどな。今はそれがない。なんつーか、もっといい意味で殺伐としていた気もする。嫌な雰囲気とかではなくて集中していたんだと思う。もちろんだらけるときは多々あったけれど、少なくともこの時期にそういうことはなかった。だから、エースでキャプテンが怪我をして大会に出られなくなっても、地区予選を勝ち抜き県大会へ進めたんだと思う。ま、控えで代わって入った自分の功績も大きいけど。

1年生も同じで、ゲーム形式の練習などで先輩たちの相手になるのときに、なんかプレーっぷりに若さがない。活気がないというか静かすぎる。まだひと月しか経ってないから仕方がないといえばそうなのかもしれないけど、母校の新人にしてはセンスもあるしいいものを持っているのに。自分の頃は、この時期ボール拾いや体力作りばかりで、たまにボール触る練習のときははしゃいでやったけどな。3年生に気に入られて、先輩の人数が足りないときには1年で一人だけ先輩に混じってゲームさせてもらってたけど、同期への優越感や一人だけ出てる責任感というかで、一生懸命やったもの。もちろんミスは多かったけど、その度に先輩にフォローしてもらい、指示や褒めてもらったりして自信になっていくんだよね。レベルの高い中でやるのって楽しかったし。そういう泥臭いものって流行らないのね。スマートにやり過ぎる。

何はともあれ、少子化の影響か自分の目が肥えたのか、全体的にレベルは低くなっている気がする(全体的にであって、上位にくるチームのレベルはそこそこ。)ので、チャンスは十分にあると思う。それにしても、2年生は大人しいし、1年生はクールだし。実力はそこそことしても、チームとして来年大丈夫か?

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