ショッキングな話だった。正直、聞きながら少し引いた。どんな言葉を返せばいいのか分からなかった。それでも淡々と話を続けたあの人は、強いんだと思う。気が付けば、30分近くも話を聞いていた。
その話が本当かどうか知る由もない。「知り合いによる…」という件は少し解せないけれど、何かに取り憑かれたように繰り返す言葉に、一度会ったときのあのキャラは垣間見えない。ただ、スピリットはまだ持っていると、丁寧に色々教えてくれた。この田舎に珍しいコンセプトな場所。だいぶ前に興味本位で一度行ったきりだったけれど、とある場所ではちょっとした有名人だったらしいけれど、このまま戻ってこなければそのうち忘れてしまうだろう、その程度のことだけど。
リアルな話として衝撃的であったということ。