新ローテーション

母校の話。レフティーがいると、その扱いに悩んでしまう。もの?

二年生がいないチームなので全員一年生。セッター経験者がいなかったので、小柄な子がセッターに指名されて、秋の新人戦に向けて最低限ゲームが出来るチームを作ろうとしている段階みたいです。

最近は、レフティーを裏レフト(セッターと離れているレフト)に置くローテーションを組んでいたのだけど、昨日まではフロントオーダーだったものを、今日からバックオーダーに変更した模様。左利きをレフトにしたのは、チームで一番打てるウィングスパイカーと二番目に打てるウィングスパイカーを単純にレフト対角にしただけだろうか。セッターもまだまだバックトスの精度が悪く、だからこそレフト側に打てるアタッカーを置いた、と言うのもあると思う。それはそれでアリだろうけど、暫定的なローテの組み方であって欲しいと願う。レセプションフォーメーションは、極々一般的なバックオーダー時のフォーメション。ただ3人ではなくてセンターを除く4人でのレシーブだけど、だから左利きのレフトプレイヤーは一度もライト側から打つことはないのです。

スタートローテーション
図はスタートローテーション。前衛のレフトプレーヤーがレフティ。

個人的には、この時期にライト側からの攻撃の可能性を限りなく狭めてしまうのはもったいないので、打てるレフティーはライトにおいておきたい。より決定力のあるアタッカーがライトにいれば、嫌でもライト側にトスを集めざるを得ず、バックトスを真剣に練習するようにもなるのではないかな。今年後輩達の総体地区予選見て感じたことは、限りなくライト攻撃が有効だということ。ライト側にちょっと早いトスを上げれば、それについて行けるミドルブロッカーの少ないこと少ないこと。もちろん、右利き・左利き関係なく、3人のウィングスパイカーが右からも左からも打てるようになれば、何の問題もないのだろうけど。

左利きがレフトから、右利きがライトからの攻撃力UPする期間なのだと割り切れば、それもそれでありなのかも。このまま、左偏重なセッターやチームに育ってしまったら、少し残念すぎる気はするけれど。どうチーム作るのか、しばらく傍観。

最後の春

久しぶりに高体連のバレーを観てきた。後輩たちの結果は、残念だったけれど。

岡谷工業

紫と白に黄金のネーム輝くユニフォーム見ただけで、自分ら世代は萎縮してしまうのです。試合前に監督が一人一人にハチマキを渡す光景、昔と一緒。バンチに構え3枚ブロックを揃える辺りだけ見れば、伝統は受け継がれているのかな?なんて思うけれど、精密機械には、まだまだほど遠い。

攻撃パターンは、AクイックにBセミかレフトセミって感じの時間差攻撃が基本。ライトには滅多にトスあがらず。エースはバックアタックも打てるみたいだけど、無視できるレベルかと。クイックは遅めでブロックを確認してコースを切る感じ。セミも早い攻撃を主にするチームが他にあるせいか、いたって普通に思えました。ただ遅いAとセミの時間”差”の妙なのか、個々のアタッカーの力もあるけれど、ことごとく決まるのですね。

でも相手側ももう少し工夫が必要かなって気がしなくもない。セッターが前衛時にはレフト側からの攻撃しかなかったのに、

  1. スプレッドで構えるためミドルがクイックにコミットで対応、外から中に切り込むセミにサイドブロッカーが対応できず。
  2. レフトとミドルが中央でバンチにライトがスプレッドに構えたにもかかわらず、ミドルがコミットでクイックに対応し……
  3. 中央でバンチに構えるもミドルがクイックにコミットで対応し、セミには結局一人しかブロック付けず。

とか、まあ大体こんな感じで、高さのあるセッターだったのでトスの見極めは難しかったかもしれないけれど、もうちょっとね。

外側から短いトスに対応してブロックするより、中から外へトスを追いかけてブロックする方がやりやすいはず。思い切って相手レフト側に寄ってバンチに構え、クイックにコミットで跳ぶならレフトブロッカーが対応して、ミドルは(なんちゃって)リードブロック。でいいはず。クイックも早くないので、多少遅れてもワンチくらいは取れる気がしたし、回り込んでライトがあったとしても、その1点にこだわるより主となる攻撃を潰しにかかった方がいいような。無論、弱小チームがそうして止められるスパイクではないないし、ブロックかわされたら拾えるスパイクでもないけれど。

それでもブロッカー3:アタッカー2の状況で、はじめからブロッカー2:アタッカー2にする手はないかと。

東海大三

全国大会出場チームと言うことで期待して見ただけに、残念の一言。個人的なメイン試合の反対コートだったためにじっくり見たわけではないけれど、このレベルが全国出場のラインかと思うと、何だか複雑になって気ました。照準はもっと先だろうし、ベストなプレーをしていなかったのかもしれない。細かい部分でレベルの高いプレーがあったのかもしれないけれど、創造も日大もこれと同レベルなのだろうか?もしこのレベルが全国出場のラインであるならば、多くの県内の高校はリアルに全国大会目指すべきだと思う。

決して勝てない相手ではないと思うよ。

ただ自分らの頃の東海大三は一試合目の出来は毎回悪かった記憶がある。その伝統が引き継がれているだけだと信じたい。

ま、ギャラリーにのせるスパイクを打ち込んでいたのは、このチームくらいしかなかったのも事実。あれ?ギャラリーにのるスパイク打ち込むアタッカーって、自分らの代はもっとたくさんいたような気がするなぁ。それって県大会で見た光景だったかな?

まあ、いいや。

練習方法

壁の横に立ってスイングの練習。多分、真っ直ぐ腕を上げてそのまま振り下ろすためのものだろう。元々反りだけで打つ人は比較的スムーズに出来ていたけれど、窮屈そうな人もいて面白かった。自分自身、もう一度例のサイト見て勉強しなくちゃ。

3年相手に1年生6人をブロックに付けての練習。レシーブからの攻撃とブロックフォロー兼ねての練習なのだろうけど、1年にはマンツーマンでマークしろと指示するから、回り込んでの時間差に全く対応できなかったり。せっかく3年の多彩?な攻撃相手にブロックする機会なのだから、一人のアタッカーのみを意識させて視野を狭くさせるのは勿体無いと思ったりしてしまう、自分は欲張りだろうか。

3年生対1年生のゲーム、1年を見ててと指示されたので仕方なく。はじめにコーチが1年に指示したローテはバックオーダーかと思っていたけれど、気付いたらフロントオーダーだった。そこそこ上手い左利きをライトに配しているのに。セッター経験者がいないチームなので、それ以前の問題だけど。だた、5人でのサーブレシーブフォーメーションもバラバラになるとは。みんな経験者なのに、違和感ないのだろうか?セッター横のフロントレフトが真ん中でレシーブするから、リベロが前衛レフト側でレシーブなんかしちゃって。レフトが真ん中でレシーブしてレフトにあがったトスを追いかけていく場面、幾度。そうするなら、無理せずセンターオープンでいいんじゃないかな?さすがにレフトをレフト側に移動するよう修正させたけれど。そしたら今度真ん中がポッカリ。誰か詰めろよ。

ま、よくボールを繋ぐし、スパイク練習ではいいスパイク打つし。ここ最近いなかった、大きな声を出してハキハキしている生徒らで、ちょっとした部活らしい雰囲気にようやくなりました。基礎練に自分が付き合うのは嫌だけど、基礎を教えてる人の話を横で聞いているのは案外楽しいものです。

バレー環境

とはいえ、どんな理屈をつけようと、本質的にまずいことには変わりありません。
千酔亭日乗: 写真撮影について

安易にイクさんの後姿なんて載せてしまったことを、少し反省しなければならないのかもしれません。

個人的にトップリーグとか企業チームが云々などと言う話は、実はあまり関心がなかったりします。一般観戦客の写真撮影が制限されても、TV放送が今より減っても、ある程度無関心でいるのではないだろうか。今の自分の生観戦スタイルは、リーグ戦は女子、国際試合は(全日本に限らず)男子。女子バレーは自分の手が届きそうなレベルだからで、男子バレーは最高峰のバレーが見たいから。写真撮影、これはこれで楽しいしいい絵が撮れたときは嬉しいのだけど、無くてはならないファクターではないかな。でも撮影可であったから初観戦でその楽しさにはまったのも事実だったりもします。もし巡り巡って悪影響を与えるのなら、自分の観戦スタイルも考えていかなければいけないのかも。頂点の側で何をしようが知ったこっちゃないのだけれど、それらは遠からず底辺でプレーする自分自身の環境にも影響してくるわけで…

五輪効果なのか、地元紙か何かで母校の部活動がちょっと扱われた(らしい)影響かわからないけれど、2年生が0人の中、幸い新入生が8人入部し廃部の危機は免れました。OBに混ぜて軽くゲームもしましたが、なかなか公立の弱小高校にしてはいい素材が揃ったのではないかと、期待をします。いや、今年の3年生も久しぶりに楽しいバレーを展開してくれるチームで、ダブルクイックにほぼ同じテンポの平行のコンビネーションはおそらくその辺の他校にはない武器じゃないだろうか。レフティがライトに君臨してくれるおかげで二段トスが左右に散り、多少トスが割れても強打を打ち込む両サイドの姿は、自分が現役時にはなかなかお目にかかれなかったプレーのひとつ。セッターが上げられないときのトスはセンターが上げるスタイルも、このチームでは最適な選択だったと思う。理想を言えば、セッターと同程度の速さのトスを左右に上げられること。かな。細かいこと言えばキリがないのだけど、オープン、エースアタッカー一辺倒の多くのチームに比べれば遥かに面白いチームであることには違いないと思う。淡白だったレシーブも異様に粘りが出てきたし、あとはいかに高いモチベーションでいられるかかな。気の抜けたプレーを続ける危うさも持っているだけに、不安がないわけではないのだけど。

自分らは母校を指導しているコーチ(友人)に誘われ、少ない部員の練習相手という名目で高校生相手にバレーができている。今日の練習で、先週とある病気持ちだったと発覚したチームメイトが「生涯スポーツ」という言葉を使ったけれど、この先何年これだけ恵まれた環境でバレーができるのかはわからない。不況・少子化・自治体の財政難・人気低迷。今は部活動に参加しない生徒も多いらしい。部員が入らなかった昨年、体育館使用料を払ってどこかで練習を、何てことも少し考え出したり、既存の別チームで練習だけでもなんて話題が出たりして。自分は練習がしたいのではなく試合に出たいのであって、いかに失点せずに得点するか、これがバレーボールの目的であるから、得点に絡みたい。既存の他チームに行ったとして、体格的に大きなハンデを負っている上、センスのない自分が試合に出る機会に恵まれるはずもなく。かといってお遊びサークルで戯れるレベルで満足もできないから、困ったものだ。案外切実な問題なのかも。

自分の周りだけかもしれないけれど、バレー経験者や競技者の多くは生での試合観戦もしなければ全日本のレギュラー選手の名前さえまともに言えないレベル。プレーすることに興味あっても観戦することにさほど関心はない。メディアへの露出によって増える観るファンは興行面では重要なファクターだろうけど、競技としての発展は競技者あってだと思う。もう少しこの辺が上手くリンクしてくると、人気スポーツとして安定してくると思うのだけど。ママさんを筆頭に、強力な底辺があるのだから上手く活用できないのだろうか。

送別会

つるんでいた仲間たちとの再会
光り輝いていた学生時代、懐かしのキャンパスで

ところどころ抜け落ちた記憶の断片を繋ぎ合わせるように、あの頃の話で盛り上がる
薄くなった思い出も、眼前のスクリーンにはっきりと映し出された

変わり果てた仲間を肴に飲み語り、染まっていた日々を少し後悔する

しくはしゃぎながら、変らない風景に感動している彼の旅立ち
大いに励むだろう新たな地で、芽生えてくる可能性を応援しつつ、再会の約束を交わす

君のその…、眩しいほどの…

2点差の惜敗

総体の予選が17・18日にあり、母校のバレー部は1,2セットとも2点差の惜敗だった模様。初戦敗退となってしまいました。これで3年生は引退となるわけで、2年連続で県大会出場していただけに少し寂しいものがあります。

2点差の持つ意味

この2点差というのは、バレーボールにとってとても意味のある点差だと思う。セットを奪うためには、25点まで(25点以上も)に最低2点差以上つけなければならない。サイドアウト制の頃ようにサイドアウトで粘っていれば、いつか勝機が見えてくるというのは今のラリーポイント制では難しい。重要なのは相手チームよりいかに多く点を取るか。サーブ権を持っているときの攻撃が勝負を左右してくる。相手にサーブ権のあるときに得点することをサイドアウト、サーブ権のあるときに得点することをブレークすると言うらしい。

ブレークされないためにもサーブレシーブの重要性は今でも高いとは思う。サーブレシーブの返球率が高ければサイドアウトする確率も高くなるからだけど、それだけでは勝てないのが今のバレー。どれだけブレークできるか。数字だけを見れば2点差での負けは確かに惜敗だけれど、相手に勝つためにはその2点差を埋めるだけでは足りないということ。勝つために、引き継いだ後輩たちはこの2点差の持つ意味を噛み締めて欲しい。

意味不明

大会前日にフォーメーションなどを変更するコーチ自体も意味不明だが、高校生たちの取り組む姿勢も意味不明だ。

明日は地元の大会らしい。新人戦も、もう目前。ある程度チームを固めていかなければいけない時期だと思う。もちろん来春の総体予選が最終の目標だから、今は試行錯誤の期間という考えもあるとは思うけれど、少なくとも今のチームではシード権のある新人戦で結果を残し、本チャンでのシード権を得ないと正直厳しい気がする。なのに、この時期に何故高校生が迷うようなことをやらせるのか?迷うだけならともかく、そのやろうとしていることに何の意味があるのか?全くもって意味不明。

ま、コーチの迷走は慣れっ子だからいいけれど、選手たちの取り組み方ったら。ミスをしても笑っているだけで何処がダメで何故失敗したのかを追及している雰囲気はないし、次ぎへ生かそうとする意識もない。自分の所へボールが来てから、構えて、そこから動き出すから反応も出来ない。「自分が」という気持ちがなく、他の誰かがやってくれるだろうという感じかな?へなちょこOBのプレーにただ「スゲー」と驚嘆しっぱなしだし。スパイクの強さがバレーボールの全てではないのに、それにビビっているような気がする。自分が現役の頃は、その「スゲー」と言われていOB(コーチとひとつ下の後輩)のことをスゲーと思ったことなど一度もない。スパイクでの負けは認めるけれど、それ以外のプレーでは五分か彼ら以上と思っていたし、そうなろうと工夫していた。

もう現役生たちには何も言わないでおこうと思っているけれど、練習に参加するたびに不満が募る。でも我慢できるうちは放っておこう。自分は今、リードブロックの練習中。現役セッターはわかりやすいトスのあげ方だから、釣られることは滅多にない。ニモカカワラズ、毎日練習しているチームメートは釣られっ放し。この辺の観察力というか洞察力というか、日々何してるんだろう?と思わざる得ない。「バックトスするときは体が反るから、よく見てなさい」と口を挟みたくなる。速攻に上げるときは、いいレシーブが返ったときやセッターの力が程よく抜けてる感じ。レフトへ持っていくときは膝など全身を使ってボールを運ぼうとするから、そういう動きがある。最近はジャンプトスを心がけているようだから多少判りづらいけれど、毎日見てれば癖はわかるだろ?って。左利きのライトプレーヤーがライト側にいるときは、レシーブが乱れたときもライトに上げるケースが多いのに、レシーブが乱れた瞬間に控えセンターはレフト側に寄ってくる。同じチームメートの特徴くらい把握しろと。センタープレーヤーに高いトスを打たせなきゃならないほど、頼りないサイドアタッカーに、レシーブから外されるリベロ。悔しくないのかな?

他にもブロックの間を打ち抜かれたスパイクを全く拾うことが出来ない。「ブロックの間あいてる!」、「詰めて詰めて」と注意しあうけれど、後ろのレシーバーのポジショニングでカバーできる程度の問題じゃないのかな?毎回のことだからブロッカーのレベルがそこまで達してないんでしょ?いっそわざとブロックの間隔をあけて、その間にレシーバーを置いた方が…

優秀な(と信じている)現役生だから、いつかそういう細かい部分まで気付いてくれる人がいるだろうと思っているけれど、なかなか気付かないものね。ときどき鋭い事言う人もいるけれど、日ごろ何を考えて練習しているのだろうか。県大会に出る事が目標ならば、喜んで自分は指導する。でも今のチームは県大会で1,2勝を目標にしているから、もはや自分の知るレベルではない。自分が現役の頃に当たり前に考えていたレベルを超えなければ、県大会で勝つことは難しいはずだから、低レベルな自分が教えてるようじゃ勝てないと思っているけれど。

話は変わって

11月18日、松本市総合体育館でバレーのワールドカップが行われるのだけど、誰か見に行かないかな?全日本の試合はないけれど、まだチケットは売り切れてないはずだから、ぜし一緒に。何てね。一人でも行くつもりだし、18日が売り切れたら有給とってでも19,20日のどちらかに行くつもり。

新チーム

早速結果がUPされました。丸子、創造じゃなくて日大が優勝か。上位チームはどこも僅差かな。高体連のサイトにまだ結果は公開されていないけど、母校は、初戦敗退。予想できてたことなので、まあこんなもんかという感じ。で、昨日負けて今日から新チーム。部長・キャプテンなども決まり、新体制でのスタートを切りました。三年生に頼りきっていた二年生が、どれだけ引っ張っていけるか。引き継いだばかりでモチベーションは高いだろうから、初日にしてはまずまずかな。言いたいことは色々あるけれど、また今度。

自分らは来週また大会に出場。今度は7,8人集まりそうということで少し休めそう。来年あたりを目処に、勝ちに行くバレーを個人的に考え中なので、次の試合で試してみる予定。もともと弱小高校のOBチームなので、期待はしていないけれど。

組み合せ決定

総体予選の組み合せがupられてた。現役時代がこの組み合わせだったら、決勝進出も可能性あったな。今の現役生たちは…、同じように可能性はある。と思ったけど、新人戦や春高予選の結果を見る限りでは、2日目以降では最弱な可能性も有りうるか。あまり油断してるとその前に足元救われそうだし。

にしても、岡工はまだシードなんだ?確かに前年は全国制覇してるし、新人戦も県大会に出場してるけど、それはスーパーシードではじめから確定していたものだし、公式戦は春高予選の1勝だけしかしてないはずだけどな。

最後の大会に向けて

母校のバレー部は南信地区予選が12日に迫り、最後の調整段階。のはずなのに、いまいち感が漂う。昨日は練習に、今日は練習試合を少し見に行っての感想。

自分が現役の頃とは環境も色々違うだろうから比べても仕方がないけれど、この時期のチームの盛り上がりといったら異常だった気がする。それは自分らのひとつ上の先輩たちもそうだし、今年卒業していった生徒たちもそうだったように。弱い高校にありがちで、寒い冬場と春先から大会に向けての期間とでは、まるで別のチームになる。今年は3年生が2人、2年生が4人、リベロに1年生。今は2年生一人が怪我をして、1年生が代わりに入っている状況で、そういう雰囲気になるのが難しいのかもしれない。

良いときと悪いときの差が激しいのは、母校の悪い伝統。盛り上がるときとそうでないときの差も、然り。ただ自分たちのときとひとつ違うのは、集中しないプレーをしてる人に対して、チーム内から厳しい声があがるかどうか。部長がキャプテンが、または他の部員が注意し、指摘しあったけどな。今はそれがない。なんつーか、もっといい意味で殺伐としていた気もする。嫌な雰囲気とかではなくて集中していたんだと思う。もちろんだらけるときは多々あったけれど、少なくともこの時期にそういうことはなかった。だから、エースでキャプテンが怪我をして大会に出られなくなっても、地区予選を勝ち抜き県大会へ進めたんだと思う。ま、控えで代わって入った自分の功績も大きいけど。

1年生も同じで、ゲーム形式の練習などで先輩たちの相手になるのときに、なんかプレーっぷりに若さがない。活気がないというか静かすぎる。まだひと月しか経ってないから仕方がないといえばそうなのかもしれないけど、母校の新人にしてはセンスもあるしいいものを持っているのに。自分の頃は、この時期ボール拾いや体力作りばかりで、たまにボール触る練習のときははしゃいでやったけどな。3年生に気に入られて、先輩の人数が足りないときには1年で一人だけ先輩に混じってゲームさせてもらってたけど、同期への優越感や一人だけ出てる責任感というかで、一生懸命やったもの。もちろんミスは多かったけど、その度に先輩にフォローしてもらい、指示や褒めてもらったりして自信になっていくんだよね。レベルの高い中でやるのって楽しかったし。そういう泥臭いものって流行らないのね。スマートにやり過ぎる。

何はともあれ、少子化の影響か自分の目が肥えたのか、全体的にレベルは低くなっている気がする(全体的にであって、上位にくるチームのレベルはそこそこ。)ので、チャンスは十分にあると思う。それにしても、2年生は大人しいし、1年生はクールだし。実力はそこそことしても、チームとして来年大丈夫か?