久しぶりに高体連のバレーを観てきた。後輩たちの結果は、残念だったけれど。
岡谷工業
紫と白に黄金のネーム輝くユニフォーム見ただけで、自分ら世代は萎縮してしまうのです。試合前に監督が一人一人にハチマキを渡す光景、昔と一緒。バンチに構え3枚ブロックを揃える辺りだけ見れば、伝統は受け継がれているのかな?なんて思うけれど、精密機械には、まだまだほど遠い。
攻撃パターンは、AクイックにBセミかレフトセミって感じの時間差攻撃が基本。ライトには滅多にトスあがらず。エースはバックアタックも打てるみたいだけど、無視できるレベルかと。クイックは遅めでブロックを確認してコースを切る感じ。セミも早い攻撃を主にするチームが他にあるせいか、いたって普通に思えました。ただ遅いAとセミの時間”差”の妙なのか、個々のアタッカーの力もあるけれど、ことごとく決まるのですね。
でも相手側ももう少し工夫が必要かなって気がしなくもない。セッターが前衛時にはレフト側からの攻撃しかなかったのに、
- スプレッドで構えるためミドルがクイックにコミットで対応、外から中に切り込むセミにサイドブロッカーが対応できず。
- レフトとミドルが中央でバンチにライトがスプレッドに構えたにもかかわらず、ミドルがコミットでクイックに対応し……
- 中央でバンチに構えるもミドルがクイックにコミットで対応し、セミには結局一人しかブロック付けず。
とか、まあ大体こんな感じで、高さのあるセッターだったのでトスの見極めは難しかったかもしれないけれど、もうちょっとね。
外側から短いトスに対応してブロックするより、中から外へトスを追いかけてブロックする方がやりやすいはず。思い切って相手レフト側に寄ってバンチに構え、クイックにコミットで跳ぶならレフトブロッカーが対応して、ミドルは(なんちゃって)リードブロック。でいいはず。クイックも早くないので、多少遅れてもワンチくらいは取れる気がしたし、回り込んでライトがあったとしても、その1点にこだわるより主となる攻撃を潰しにかかった方がいいような。無論、弱小チームがそうして止められるスパイクではないないし、ブロックかわされたら拾えるスパイクでもないけれど。
それでもブロッカー3:アタッカー2の状況で、はじめからブロッカー2:アタッカー2にする手はないかと。
東海大三
全国大会出場チームと言うことで期待して見ただけに、残念の一言。個人的なメイン試合の反対コートだったためにじっくり見たわけではないけれど、このレベルが全国出場のラインかと思うと、何だか複雑になって気ました。照準はもっと先だろうし、ベストなプレーをしていなかったのかもしれない。細かい部分でレベルの高いプレーがあったのかもしれないけれど、創造も日大もこれと同レベルなのだろうか?もしこのレベルが全国出場のラインであるならば、多くの県内の高校はリアルに全国大会目指すべきだと思う。
決して勝てない相手ではないと思うよ。
ただ自分らの頃の東海大三は一試合目の出来は毎回悪かった記憶がある。その伝統が引き継がれているだけだと信じたい。
ま、ギャラリーにのせるスパイクを打ち込んでいたのは、このチームくらいしかなかったのも事実。あれ?ギャラリーにのるスパイク打ち込むアタッカーって、自分らの代はもっとたくさんいたような気がするなぁ。それって県大会で見た光景だったかな?
まあ、いいや。