ワールドグランプリの話。
「新生」といいつつ、あまり新しさを感じないのですが、期待通りのシンデレラ麻衣子状態を楽しんでいたりします。
栗原のサーブが面白いことになっていたけれど、最後は岡野と森が持っていっちゃいました。森のブロック後の処理で上手さを見せたあと、強引なネット上の押し合いとリーグではまず見られない平行と。二人、試合後は笑顔を見せていましたが、試合中は無表情でいてくれました。岡野ちょっとトス低いかな?でも最後の1本、栗原は竹下のより打ちやすそうに見えました。
荒木も、プエルトリコ戦に比べれば今日の韓国戦は動きが良かったかな。鋭角に打ち込むクイックなど、らしいスパイクもあったし。ブロックポイントも出たし。心配は庄司。また途中交代。竹下とトスが合っていないのか、途中からほとんど決められなかった印象だけれど、竹下のトスも流れたり、ネット際だったり、低かったり、しているように見えたので少しかわいそうに思う。で、きっと交代させられたのは、任せればいいチャンスボールを佐野ちゃん押しのけて拾ったりしたからだと思っています。ただ替わった井上は、トスがいまひとつだったのを踏ん張って打ち返したりしたので、その辺庄司も粘ってほしい。
竹下のトス回し、第1セットのあれ、竹下と言うより真鍋なやり方かな、なんて。(元?)久光の橋本が全くセンター使わないかと思うと、センター・センター・センターと多用したり、セットごとにトスを上げる場所が偏るようなことがある(ように自分は見ている)けれど、何となくそれに近い雰囲気を感じた、試合開始直後のセンター攻撃でした。
バンチリードだけど、木村も3枚ブロックに伺おうとする姿勢が見えたり、シンからシンに替わって高さが揃ったりで徐々にではあれブロックの意識は高くなっているのでしょうか。TVでは確認できないけれど、佐野のスーパーレシーブもいい意味できっと減ると思う。竹下も積極的にブロック跳んでいたかな。でもバンチの中に穴があって、効果はいかほどなのだろう。栗原はパイオニアでも3枚ブロックをちょくちょくやっていて、自分的にはジャンプサーブよりブロックの寄せの方が好みなんだけど、そう考えると、ミドルはどちらかと言うと個人技のイメージの強い井上よりは、と思ったり思わなかったり。
フジの中継が色々と試みようとしていて好感が持てます。
いずれにしても、30前後の選手に目が行ってしまうようなチームでなく、早く新生ニッポンを見たい気持ちです。